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泉美木蘭
2015.2.10 02:26

もし女性が人質になったら

そうですよね、
自分でも、舌を噛んだぐらいで死ねるのかと思っていたので、
舌を噛んで死んだ人の話を調べて、読んだほどでした。

人質になったら、私は自決しかないと考えるので、
道場で小林先生が「暴れるだけ暴れて殺される」と
おっしゃるのを聞いて、その手があったのか!
と思うとともに、私の非力さでは、
暴れたところで子供のように取り押さえられてしまい、
むしろ暴れられなくなるだけだろうなとか、
急所をはずして手足を撃たれたら、
諦めるしかないなとか、考えていました。
なおかつ、自分は女なので、
人格崩壊させられる目に遭うだろうし、
結果的に、人質として引きずりだされた時には、
抜け殻みたいなものになっているだろうと思いました。
もしなんらかの条件をクリアして帰国したりしたら、
好奇の目に晒されつづけるだけだし、
家族もつらかろうと思います。
だから、なんとかして早く自力で・・・と考えると、
舌を噛むぐらいしか残らなかったのですが、
やっぱり無理か・・となると「諦める」が結論です。

でも、こう考えていくと、女性が人質になったときの、
衝撃は、計りしれないと思います。
それこそ、『あれを見て対テロ戦争に反対するなんて
あなたは人間じゃない!』という感情一色に世界が
染まってしまうのではないかと、
でもそうなった時のことも、想定しておかなければなりません。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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